腐ったみかん

社会保険労務士ブログ

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2014年09月05日


人事労務に携わる者でなくても「腐ったみかん」の話を耳にすることはあると思います。

人は様々な邪念を持ち合わせています。
会社がどう評価しようが、自分自身は頑張っている。
長時間労働させられて、これ以上無理したくない。
今月のノルマは達成した。
少ない給与分の仕事はしているつもり。

だから(これ以上の)成果が出なくても許される。
だからサボっても悪くない。

ひとつのみかんが腐ると、周りのみかんも影響を受けて腐りやすくなります。
なぜ自分だけ必死に働いているのか?
他の社員より成果を出しているのに評価されないのは馬鹿馬鹿しい。
他の社員より働いている。
上司もサボっている。
先輩社員に誘われたから一緒にサボる。

腐り始めたみかんは、さらに周りのみかんを腐らせていきます。

腐ったみかんは早期に見つけて排除しなければなりません。
本当のみかんと違う点は、腐り始めのみかんであれば、上記の原因を排除し、
環境を変えることにより新鮮なみかんに戻る望みがあることです。

ただし、腐るのは早くても、新鮮みかんに戻すのは相当な労力を伴います。
腐らせない取り組みや制度が必要ですね。


名古屋の社会保険労務士
情報バンク社労士事務所