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2014年09月17日
数年前の話、沈没しそうな船がありました。
沈没しそうなだけで、再起は可能でしたから、座礁船といったところでしょう。
船は傾き、乗組員は乗客を守りつつ、船を再起させなければなりません。
にもかかわらず、一部の乗組員は、我先にと逃げ出しました。
逃げ出す者を責めることはできませんでした。彼らにも守るべき者がありますから。
しかし、残った乗組員の中に、何もせず船にしがみつく者がいました。
危機的な状況に、乗客を救うことも、船を再起させることも、逃げることもせず、
ただただしがみつくばかりです。
残ると決めた以上、乗客と船を守ることに全力を尽くしてほしいものです。
結果、一部の乗組員だけで難局を乗り越えて、被害は最小限に留まりました。
難局を乗り切った乗組員の間では結束が強くなりました。
何もせずしがみついていた乗組員は…まだしがみついています。
これは、旅客船の話ではありません。
ある会社の話です。
旅客船の場合、逃げ出す乗組員は問題ですが、
会社の場合、しがみつく社員が問題です。
名古屋の社会保険労務士
情報バンク社労士事務所