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2014年12月16日


先日、顧問先様と元社員様との間で争われていた裁判が決着しました。
退職後から、監督署、医師、私、その他第三者など様々なところ(人)に
異議を申し立て、労災認定だとか、うつ病だとか、その他違法性だとか
賞与や退職金の増額までも…。
主張や論点がコロコロ変わり、何がいいたいのか分からない社員様でした。
(本当は何が言いたいのか分かりますけど…。^^;)

監督官も呆れ気味、時には私も悪者にされ、途中で先方弁護士さんまで
交替しているという事件でした。
当初は電話や手紙のやり取りをしていましたが、途中から訴訟に移ったため
顧問先様の弁護士さんにバトンタッチし、私は後方支援に回りました。
約3年に及ぶ争いの末の判決で、労働関係法上の違法性はないとの判断を
いただきましたが、顧問先様としましては、大変なご苦労だったと思います。

もちろん、争いがあったわけですから、顧問先様にも元社員様にも言い分が
あり、真摯に受け止めるべき指摘もありました。
正すところは正さなければいけません。

労務管理をするうえで、予防的な措置を講じていく必要があるとあらためて
思いました。


名古屋の社会保険労務士
情報バンク社労士事務所