TOP » 社会保険労務士ブログTOP »
2015年01月15日
私、中学、高校と陸上部に所属しておりまして、さらに中学では冬場の
駅伝シーズンになると、陸上部だけでなく学校中から猛者が選抜されて
継走部を編成しトレーニングをしていました。
その継走部の顧問の先生の話です。
当時、20歳代後半の顧問の先生は、普段は剣道部の顧問をされていて、
毎朝学校の周回道路をランニングしている体育会系の先生でした。
その先生、継走部の我々のトレーニングをする際、ペースメーカーとして
先導してランニングをしてくれました。
中学生とはいえ、選抜チームですからジョギングをするようなペースでは
走りません。10km程度の距離を相当なスピードで走ることもあります。
もちろん、タイム計測をする際は、先生は走りませんでしたが、それ以外
では常にペースメーカーでした。
振り返ってみると、10km走るよう指示をしさえすれば、先生自身は
走る必要がなかったはずです。
ペースを組み立てるため、サボらないように、交通事故に遭わないように、
単に走るのが好きだったため…理由はいくつもあります。
指導を受ける私から見れば、熱心に教えてくださり、時に厳しく、時には
冗談を言い合える先生でした。
「やって見せる」ことで人は付いてきます。
「大変だから」とか「立場が違うから」という理由で指示出しだけする
のではなく、共に取り組む姿勢を見せることも指導の一環だと思いました。
名古屋の社会保険労務士
情報バンク社労士事務所